退職が決まってホッとしたのも束の間、いざ退職日を相談しようとしたとき——。
「このタイミングで言っていいのか?」「有休って全部使えるの?」「次の会社にはいつ入ればいい?」
そんな悩みが一気に押し寄せてきた経験、ありませんか?
✅ この記事でわかること
- 有休をスムーズに消化するための伝え方
- 入社・退社のタイミングで損をしないポイント
- 年末調整・給与締め日などの注意点
- 書類受け取りや役所手続きの段取り
- 「入社を急かす会社」への対応法
私が有休消化に失敗した話
▶︎ 会社に気をつかいすぎて、言い出せなかった…
退職日を相談する際、「迷惑をかけたくない」という気持ちから、会社側の希望に合わせて早めに退職日を決めてしまいました。
結果——
✅ 有休を数日分、消化できずに捨てることに。
▶︎ 「今週末で退職で」!?そんな急に!?
退職を上司に伝えた数日後、こう返されたんです。「じゃあ、今週末で退職ってことで。」
驚きましたが、私ははっきりこう言いました。
「いえ、有休消化しますんで。退職日は有休消化後でお願いします。」
その時の上司の驚いた顔を見て、「ああ、やっぱりそんな会社だったんだな」と思いました。
有休消化は労働者の権利。言いづらくてもこう伝えましょう。
「退職日は、有休消化後のこの日でお願いします。」
転職先が決まっていても、遠慮しなくていい
「早く来て」と言われても、有休をしっかり消化するのは当然の権利。
有休を急かす会社は、入社後もあなたの都合を軽視するかもしれません。
私は「有休しっかり使ってくださいね」と言ってくれた会社のほうが、ずっと働きやすかったです。
給与の締め日にも注意!
例えば現職が15日締め・月末払い、転職先が月末締め・翌月25日払いの場合——
転職月の収入が“ゼロ”になることも。
✅ 対策ポイント
- 退職日は「締め日後」に設定
- 入社日も余裕をもって調整
- 生活費の見積もりを事前に
退職後の書類受取と年末調整の落とし穴
📄 主な書類:
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- 健康保険資格喪失証明書
- 源泉徴収票
退職日と入社日が近いと、これらの書類が間に合わないことも…
✅ 余裕をもった退職日設定+会社への事前確認が大切です。
有休付与の“更新月”に注意!
退職直前に新たに有休が付与されたのに、退職日が決まっていて使えなかった…!
✅ 対策:
- 自分の「有休付与月」を確認
- 更新月直後の退職なら、その分の有休も考慮
入社前準備で何が必要か、遠慮せず確認しよう!
入社前健康診断や書類の提出時期など、不明点は転職先にどんどん確認を!
🔗 関連:入社前準備チェックリスト(健康診断・書類・口座など)
役所にも相談してOK!
退職・入社・保険・住民税などの切り替えは、役所に行って聞くのが一番早くて確実。
💡 ネットでは曖昧な情報も、窓口ならその場で解決します。
まとめ:退職も転職も、“自分主導”で進めよう!
有休、給与、書類…全部あなたの人生。
「遠慮せず確認する」=プロ意識。堂々と進めてOK!
納得して辞めることで、次のスタートがスムーズになります。
✅ 最後にチェック!退職前にやるべきことリスト
- [ ] 有休の残日数と付与月を確認
- [ ] 退職日と入社日を有休込みで調整
- [ ] 給与の締め日を確認し、損が出ないか検討
- [ ] 書類の受け取り予定を確認(離職票・源泉徴収票など)
- [ ] 転職先に入社前準備を確認(入社前健康診断・書類など)
- [ ] 保険や年金の切り替えを役所に相談