こんにちは、もっしぃぃぃです。
今回は、私が40代中盤でファイナンシャル・プランナー(FP)2級の資格に挑戦し、見事に合格した体験をお届けします。
じつは、実技試験は一発合格したものの、学科試験には一度落ちてしまいました。でもそこからリベンジして合格できたので、「年齢的に今さら…」「忙しくて勉強する時間が…」と悩んでいる方の背中を、少しでも押せたら嬉しいです。
🎯 FP2級を取ろうと思ったきっかけ
転職を繰り返す中で、「転職に役立つ資格ってなんだろう?」と調べていた時に出会ったのが、ファイナンシャル・プランナー(FP)という資格でした。
「これって、お金の知識も身につくし、自分の将来にも使えそうじゃん?」とピンときたんです。
ちょうどその頃、保険の営業にも興味を持っていたこともあり、「FPの知識があると、仕事にも転職にも役立つんじゃないか」と感じたのが、学習のきっかけでした。
将来の不安がゼロじゃない中年世代にとって、「仕事に使える+人生にも使える」って、なかなか貴重な資格じゃないかと感じました。
📘 最初は独学で…見事に撃沈!
最初は「よし、独学でいけるっしょ」と思って本屋でテキストと問題集を購入しました。
というのも、WEBで調べていると「独学でも大丈夫だった」「市販の問題集だけで合格できた」という声も多く、 「これなら自分もやれるかも」と思ったんです。
ところが、テキストを開いて3分で???の嵐。専門用語ばかりで、今の私の知識レベルではまったく歯が立たず…。
「これは独学では無理だな」と、早々に方向転換を決意しました。
📦 通信講座を選んだ理由
「独学が無理なら、スクールか…」と資格学校も検討しましたが、金額的にも高額だし、そもそも通う時間がない。
平日は仕事、休みの日も予定が入りがち。これはもう「通信講座」が現実的だなと感じました。
ネットで口コミや比較記事を調べ、何社かの資料を取り寄せた中で、私が選んだのはECCが当時提供していたFP通信講座です(※現在はサービス終了)。
受講内容はこんな感じでした:
- FP2級+AFP認定研修(FP3級講座付き)
- モノクロテキスト6冊
- 動画講義(DVD形式・約62〜67時間)
- 過去問題集(直近4回分)
- 授業ノート・法改正情報(PDF)
- AFP用の提案書作成ノウハウ
決め手になったのは、ECC公式サイトの「合格者の声」に、昔の職場で尊敬していた同僚の顔を偶然見つけたこと。
「えっ!?あの人もこの講座受けてたんだ!」と一気に信頼感が高まり、申し込みを決意しました。
ちなみにこの講座、ハローワークの「教育訓練給付制度」の対象でもあり、修了後に申請して20%の受講料が戻ってきました。経済的にも、ありがたい制度でした。
📺 通信講座の進め方|まずは“通しで見る”、そのあと“章ごとに反復”
ECCの通信講座では、公式におすすめされていた学習の進め方がありました。
まずは、テキストを見ながらDVD講義を全体通して1周視聴。
この段階ではすべてを理解しきれなくてもOKで、「全体像をざっくりつかむ」ことが目的です。
次に、2周目では各章ごとにじっくりと講義を見返し、章末の演習問題に取り組むステップへ。
この段階でテキストへの書き込みや、ノート整理もしながら知識を定着させていきました。
そして3周目では、講義の再視聴とともに、苦手な箇所や曖昧な論点を中心に総復習。
ここで知識の抜けを補いながら、試験本番に向けたベースを固めていきました。
なお、FP2級の試験範囲は以下の7科目に分かれています:
- FP総論
- タックスプランニング
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- 不動産
- 相続・事業承継
このカリキュラムに沿って、1科目ずつ「講義→演習→復習」の流れで着実に積み重ねていくのが効果的でした。
🕰️ 勉強時間の工夫|夜じゃなく、朝にやると決めた理由
学習を始めるにあたり、「勉強時間は朝にしよう」と最初に決めました。
というのも、当時は仕事の帰宅時間が日によってバラバラで、夜にやろうと決めても遅くなった日はあきらめてしまいそうだったんです。さらに、帰宅後はクタクタで机に向かう気力すら残ってない日もありそうで……。
だったら、一番安定している“朝”を使おうと思いました。
毎日1時間だけ早起きして、朝の静かな時間に30分〜1時間ほど勉強するように習慣づけていきました。最初は眠かったですが、「今日の分が終わった」という達成感で、その日1日も気持ちよく過ごせたのを覚えています。
ちなみに、毎朝ブラックコーヒーを1杯飲みながら勉強するのが、私の“朝ルーティン”でした。香りを感じながら少しずつ頭が冴えてくる感じが、なんだか心地よくて。今でもその時間がちょっと好きだったりします。
🔄 DVD講義は1.5倍速で効率UP!
当時使っていたノートパソコンで通信講座のDVD講義を視聴していたのですが、
勉強の効率化のために、再生速度は1.5〜1.7倍速に設定していました。
1倍速では少しゆっくり感じてしまい、かといって速すぎると内容が頭に入らない…。
いろいろ試してみた結果、自分にはこのスピード感がちょうどよく、集中力を保ったまま視聴時間を短縮することができました。
この「倍速再生」は、限られた時間で勉強しなければならない社会人にとって、大きな時短テクニックだと思います。
📈 勉強のルールと進捗管理
よくWEBなどでは「1日3時間やった」とか「週に20時間勉強!」といったハードルの高い目標が紹介されていますよね。でも私の場合、それをそのまま真似しても絶対続かないと思っていました。
だからこそ、最初から高すぎる目標は立てず、「習慣にできること」を最優先に考えました。
自分に課したルールは、「毎日10分でもいいからやる」「ゼロの日を作らない」というシンプルなもの。たとえ5分しかできなくても、「今日はやった」という事実が積み重なっていくことで、気持ちが途切れずに続けることができたと思います。
また、Excelで“学習記録”をつけて、自分の努力を“見える化”したことも効果的でした。
実際に記録していたExcel表の一部がこちらです。

毎日の勉強時間、取り組んだ内容、DVDの視聴状況などを細かく記録しながら進めていました。
この表を使うことで、「最近しっかり勉強できてるな」とか、「最近ちょっと少ないな」といった変化にも気づきやすくなり、
たとえば休みの日には少し多めに勉強時間を確保するなど、自分で調整しながら自己管理することができました。
見える化することで、やる気の維持にもつながったと思います。
この「進捗が目で見える安心感」は、意外と大きなモチベーションになります。
📘 続きはこちら 👉 【後編】FP2級 合格体験記|試験直前の追い込みと“受かってよかった”その理由