🔍 転職に資格って必要?私の正直な結論
こんにちは、もっしぃぃぃです!
転職活動の準備として「資格、取った方がいいかな…」と迷う方は多いと思います。
でも私の経験から言わせてもらうと、資格は“あれば武器になることもある”けれど、“取っただけ”ではほとんど意味がないです。
実際、10回以上の転職を経験してきた私自身、資格を持っていたからといって採用が決まったケースはほんの一部。むしろ「その資格、役立った?」と聞かれたら、「うーん…」と正直に唸ってしまう資格も多いです。
📜 私が取得してきた資格と、その背景
- 中型自動車免許:昔の普通免許を取っただけ。制度変更で“中型”になっていたパターン。
- 大型自動二輪免許:学生時代に大型バイクに乗りたくて取得。完全に趣味。
- 食品衛生責任者:飲食店勤務時代に、店長になると必要だから会社の指示で取得。
- 防火管理者甲種:複合型書店で店長になり、業務上必要だったため。
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士:自分の将来と転職活動に少しでも有利になるかと思って勉強して取得。AFP認定も一時取得していた。
- 住宅ローンアドバイザー:不動産営業時代に役立ちそうだったため取得(現在は失効)。
- 宅地建物取引士:不動産業界では“ないと話にならない”資格。だからこそ真剣に取得。
※ちなみに、ここに挙げたのは私が持っている資格の一部で、中には転職に直接関係していないものも含まれています。
今回はそのあたりも含めて、ざっくりピックアップしてご紹介しました。
こうして振り返ってみると、けっこういろいろ取ってきたな…と自分でも思います(笑)。
でも実のところ、資格を取ったからといって転職がうまくいったわけではありません。
資格はあくまで“きっかけ”や“補足”。実務でどう活かせるかが本当の勝負だと、転職を繰り返して感じています。
💬 転職で資格が活きた or 活きなかった話
私が転職の現場で感じたことを、正直に書きます。
- 宅建:不動産業界では評価された。求人の応募条件に「宅建必須」と書かれている会社では、持っていることで面接に進めます。
- FP2級:面接時に「お、FP持ってるんですね」と言われることはあった。でも、それが採用の決め手になったと感じたことはほとんどありません。
- 民間資格:履歴書に書いても、まったく触れられないことも多かった。正直、空欄を埋めるためだけに存在してた気すらする。
つまり資格は、面接での話題の種にはなる。でもそれだけで内定が近づくわけじゃないというのが実感です。
💰 資格=手当目的?その現実とは
これもリアルな話ですが、資格を取る理由が「資格手当のため」という職場も少なくありません。
「とにかくこれ取ってくれ。手当出すから」と言われて取ったものもあります。
昇給の条件として「この資格が必要」と決まっている会社もあります。
正直に言えば、私自身も「資格手当がつくから」という理由だけで資格を取ったことがあります。
仕事内容とは関係なくても、とりあえず取れば数千円アップ…そんな制度があるなら、そりゃ取りたくなりますよね(笑)。
でもそうやって取った資格ほど、実務ではほとんど活かされず、「あれ?これってなんのために取ったんだっけ?」と思うことも少なくありませんでした。
そうなると、資格は“評価のため”じゃなく、“社内制度のため”に取るものになります。もちろん悪いことじゃないけど、それって本来の“資格の価値”とはちょっとズレてる気がするんですよね。
📉 民間資格が評価されにくい理由
- 短期間で誰でも取れるものが多く、差別化になりにくい
- 実務スキルを保証してくれるわけではない
- 資格名だけでは「何ができる人なのか」が伝わらない
もちろん、資格の種類によって違いはあります。でも「とりあえず何か取っておこう」という気持ちで民間資格を取っても、あまり意味がないのが現実です。
🧠 逆に“取ってよかった”と感じた資格とは?
宅建は間違いなく“取ってよかった”資格のひとつです。
不動産業界で働くなら、持っていて損はないどころか「持ってないと応募すらできない」こともあります。
FP2級は、資格そのものよりも、勉強して得た知識が自分の生活に役立ったことで価値を感じました。
金融や保険、税金のことを体系的に学んで損はなかったですし、家族の相続に関わる手続きの際には本当に助けられました。
転職に直結した場面は少なかったですが、人生の中で“使える知識”として、持っていてよかったと感じています。
そして大型自動二輪も、個人的には「取ってよかった」と心から思える資格のひとつです。
転職には全然関係なかったけど、若い頃にバイクに夢中になっていたあの時間は、今でも私の大切な青春の思い出。
自分の「好き」や「やりたい」という気持ちに正直になって取った資格は、たとえ仕事に直結しなくても、人生を彩る財産になるんだなと実感しています。
🧭 資格取得を迷っている人へアドバイス
- 「何のために取るのか?」を明確にしてから動いた方がいい
- 志望職種で必須なら、迷わず取得する価値あり
- 手当目当ての取得もアリ。ただし“その後”を見据えておくと◎
- 資格があれば内定…という時代ではない。活かし方が大事
そして何より、本気で専門職や独立を目指しているなら、資格はむしろ必要不可欠です。
医療・法律・教育などはもちろん、不動産や建築などもそう。
その世界に進む覚悟がある人には、資格は“通行証”になります。
なお、資格は「転職が決まってから」取得を目指してもまったく問題ありません。
むしろ働きながら実務を通して必要性を実感したあとで取ったほうが、内容の理解も深まります。
焦って“とりあえず”で資格を取るよりも、職場で必要とされる資格を見極めてからの方が、時間もお金も有効に使えますよ。
🏁 まとめ|資格は“使えてこそ”意味がある
資格は「取っただけ」では意味がありません。
実務で使えてこそ、初めてその価値が生まれます。
私にとって、資格は面接での話題のきっかけにはなっても、それが採用の決め手になったことは少なかったです。
でも、それでも資格が“きっかけ”や“補足材料”として役立つことはあります。
資格はあくまで道具。使う場所と覚悟がある人には、大きな力になります。
逆に言えば、「何のために取るのか」「どう使うのか」が見えていないなら、時間とお金をかける前に、立ち止まって考えてみる価値はあると思いますよ。
結局のところ、転職活動で一番大切なのは“面接の準備と本番でのアピール”です。
たとえば、よく聞かれる6つの質問にあらかじめ答えを用意しておくと、それだけで面接時の落ち着きが違います。
資格をたくさん並べるよりも、自分の経験や強みをどう伝えるか、どんな姿勢で仕事に臨もうとしているかのほうが、よほど見られています。
自分という“商品”を、自分の言葉でしっかり売り込む。
その姿勢こそが、採用を引き寄せる最大のポイントだと私は思います。
※補足:本記事では、一般的な会社員としての転職活動における資格の扱われ方について、筆者の体験をもとに述べています。
なお、士業(司法書士・行政書士・税理士など)や医療系資格(看護師・薬剤師・放射線技師など)のように、資格そのものが職業のスタート地点となる専門職については、本記事の内容とは前提が異なるものです。
それらの分野に従事されている方におかれましては、あくまで“別ジャンルの話”としてご理解いただけると幸いです。