✅ この記事は 【前編】FP2級 合格体験記|40代から再挑戦!通信講座で挫折から逆転合格できた話 の続きです。
🧠 図や表で“思い出す仕掛け”を作る
勉強の終盤で特に役立ったのが図や表の活用です。
税制や社会保険、金融商品の制度は数字や用語が多く、文章だけでは覚えづらい。
私はWebで見つけた図解をスクショして保存し、要点を自分のノートに描き写しました。
試験中に関連問題が出たときは、問題用紙の余白に簡単な図を再現してから解くようにしました。
このちょっとした仕掛けが、落ち着いて判断する助けになりました。

🧑🏫 仕上げの勉強法|過去問+直前予想を「本番ペース」で回す
通信講座で基礎は固まりましたが、本番で得点を積み上げる力は別物でした。
そこで直近の過去問と予想問題を印刷して、1回分ずつ時間を測って本番さながらに解く練習を重ねました。
- 学科:120分・60問 → 1問2分以内で解く意識
- 実技:90分・40問 → 迷ったら印をつけて後回し
アナログの腕時計を使って時間配分を管理。
間違えた問題は「なぜ間違えたのか?」を徹底的に分析し、出題のクセや引っかけパターンに慣れていきました。
📘 市販問題集を追加した理由
じつは私は、1回目の学科試験で不合格(31点/60)でした。
実技は合格できたものの、学科ではあと一歩及ばず…。
この経験から通信講座で得た知識をさらに実戦で活かす練習が必要だと感じ、市販の過去問題集を追加購入しました。
つまり、通信講座でインプット → 市販問題集でアウトプットを強化という流れです。
この二本立てが合格の決め手になったと思います。
何度も同じ問題を解き直すうちに、点数が安定して伸びていくのを実感しました。
👉 私が使ったのと同じシリーズ(最新版):
2025-2026年版 みんなが欲しかった! FPの問題集 2級・AFP[滝澤ななみ]
📅 試験当日と結果|自己採点で小さくガッツポーズ
2回目の学科試験は41点とギリギリ合格。
当日の夜に解答速報で自己採点し、「これはいけたかも…」と一人で小さくガッツポーズ。
後日届いた合格証書を手にしたときは、努力が報われた瞬間でした。
問題冊子と受験票はいまでも大切に保管しています。
🔑 合格のカギ|素直に実践+完璧主義を手放す
合格できた要因は、通信講座のやり方を素直に実践したこと。
そして満点を目指さず合格点を狙うと割り切れたこと。
試験は「70%を確実に取る」意識が、合格への近道でした。
🎓 AFP認定研修で学んだこと
ECCの講座にはAFP認定研修が含まれていました。
AFPを名乗るためには、ただ学習するだけでなく「ライフプラン提案書」を提出し、合格をもらうことが必須条件です。
「せっかくならここまでやろう」と挑戦し、提案書作成に取り組みました。
Excelフォーマットや講義の解説があったので、流れに沿って作成でき、最終的に無事合格。
この提案書づくりは自分の将来を数字でシミュレーションする体験に。
老後資金やライフイベントを具体的に考えるきっかけになり、学んだことが実生活に直結しました。
今でも年に一度くらいライフプランを見直す習慣が残っていて、将来設計を考えるよいタイミングになっています。
💴 教育訓練給付制度を活用した話
ECCの講座は教育訓練給付制度の対象でした。
修了後に申請して、受講料の20%が還付。金銭的にも心理的にもありがたい制度でした。
(現在も制度対象のFP講座はいくつかあるので、興味がある方はハローワークの最新情報をチェックしてみてください)
📚 試験直前1週間でやってよかったこと
- 間違えた問題だけをピックアップして解き直す
- 頻出論点の数字・用語を声に出して覚える
- 会場までのルートや持ち物をリハーサルしておく
🎁 「資格は使う」より「気づける」ことが大事
資格を取ったからといって知識が全部定着するわけではありません。
でも日常で「これはFPで学んだ内容だ」と気づけるようになりました。
家計管理やNISA・iDeCoの活用に興味を持つきっかけになったのもその一つです。
さらに、実際に相続が発生したときには、学んだ知識が冷静な判断に大きく役立ちました。
資格の勉強は単なる試験対策ではなく、いざというときの安心材料にもなるんだと実感しました。
大人になってからの学び直しは、思っていた以上に生活に役立つものでした。
✅ まとめ|40代からの挑戦で気づいたこと
独学で挫折し、通信講座で基礎を固め、問題集で何度も壁にぶつかりながら… ようやくFP2級に合格できました。
振り返ると、大事だったのは難しいテクニックではなく、次の3つです。
- 通信講座で土台をつくる:正しいカリキュラムに沿うことで迷わず進めた
- 市販問題集で“解ける力”を磨く:反復で本番に強くなれた
- 完璧を目指さず合格点を狙う:「70%でいい」と割り切ったら気持ちが軽くなった
40代からの挑戦でも、コツコツ積み重ねれば結果は出せる。 そして、この資格の勉強は合格だけじゃなく、お金や将来を考えるきっかけとしても役に立ちました。
もし今「やってみたいけど不安だな」と迷っている方がいたら、大丈夫。 一歩踏み出せば、きっと未来の自分が感謝してくれると思います。
あなたのFP合格を、心から応援しています!
ちなみに、私が実際に使っていたのはECCの通信講座でしたが、すでに終了しています。 ただ、市販で使っていた 「みんなが欲しかった!FPの問題集」シリーズ は今も最新版が出ていて、安心して選べます。 今から学ぶなら、この問題集と通信講座の組み合わせが王道だと思います。
📘 編集後記:おすすめ教材
私が実際に取り組んだ流れは「通信講座+市販問題集」。これから始める方におすすめできる教材を2つ紹介しておきます。
- アガルート|FP2級対策講座
体系的に学べる通信講座。ECCがなくなった今なら私も候補にすると思います。 - 楽天ブックス|みんなが欲しかった!FPの問題集 2級・AFP
私も合格まで使っていた定番シリーズ。最新版も変わらずおすすめです。
※PRリンクを含みます。自分に合った教材を選ぶことが合格への近道です。