- 自己採点で、合格点に数点届かなかった
- テキストも無料の講義動画も使って、勉強はしてきた
- 来年も独学か、通信講座にお金を出すか決められない
- お金を出して、また落ちたらと思うと踏み切れない
「あと2点だったから、来年も独学でいけそう」「独学ではここまでが限界かも」。自己採点の点数を見ると、どちらにも考えたくなりますよね。

あと少しだったけど、来年も独学でいいのかな…



私は1回目の試験で、全く分からない問題が多々あって、勉強不足だなと自分で分かっていました。
来年も独学で続けるか、通信講座に変えるか。決め手は、何点足りなかったかより、本番の問題をどれだけ理解して答えられたかです。
試験問題を見なおしながら試験中の状況を思い出せば、来年どちらを選ぶかが決まります。
- 点数だけでは分からない、本番の理解度の見方
- 独学のままでいい人と、通信講座に変えたほうが早い人の違い
- 通信講座を選ぶ前に確かめる3つ
- 通信講座を使っても変わらないこと
受からない理由は試験問題の理解度で分かる
自己採点の点数は、何点足りなかったかを教えてくれます。でも、なぜ足りなかったかまでは教えてくれない。来年のやり方を決める手がかりは、本番の問題をどれだけ理解して答えられたかにあります。


偶然取れた点と、取れなくて当然の点
同じ32点でも、中身は人によって違います。理解して答えた問題で積み上げた32点もあれば、勘で選んだ問題がたまたま当たった32点もある。どちらだったかは、勉強してきた人なら、自分で分かるはずです。
見返すと分かる2種類の問題
自己採点のときに、間違えた問題を1問ずつ見返してみてください。理解できなかった問題は、2つに分けられます。
- 知識がなくて、何を聞かれているのか分からなかった問題
- 落ち着いて文章を読めば、正しいか誤りかが分かった問題
宅建には、国語力が求められる部分もあります。よく読むと、法律の知識より文章の理解で正誤が分かる問題もある。読めば分かった問題まで「理解できなかった」に数えると、自分の理解度を低く見積もってしまいます。
見返すときは、権利関係・宅建業法・法令上の制限・税その他の分野ごとに数えておくと、手が回らなかった範囲も見える。
見返した問題の種類ごとに、来年のやり方をまとめるとこうなります。
| 見返して多かった問題 | 来年のやり方 | 読む章 |
|---|---|---|
| 意味は分かって2つまで絞れたのに外した | 独学のまま勉強量を増やす | 理解して解けた人は独学のままでいい |
| 知識がなくて、何を聞かれているのか分からなかった | 勉強のやり方を変える | 理解できなかった人は通信講座が早い |
| 落ち着いて読めば分かった | 独学のまま、問題文の読み方を見直す | 選択肢1つずつの確かめ方 |
※診断ではなく、本番を振り返るための整理です。
私は1回目の試験は理解できない問題だらけ
1回目の私は、通信講座を使って26点(2回目に37点で合格)。本番では、問題の意味が全然理解できないところが多々ありました。勉強不足は自分でも分かっていたので、採点しながら思ったのは「やっぱりな」。
実際、1年間の勉強時間は201時間59分で、本番前に解いた過去問でも合格点を一度も超えていません。
26点は、当然の点だった。
一方で、1回目を振り返って気づいたこともあります。落ち着いて読めば、文章だけで正誤が分かる問題もあったこと。2回目は、理解して答えられた問題が1回目より多かったと記憶しています。
理解して解けた人は独学のままでいい
見返して、理解して答えられた問題が多かったのに数点届かなかった。それなら、勉強のやり方は合っています。足りなかったのは量のほう。独学のまま、同じやり方で勉強量を増やすのが近道です。
理解できていたなら、やり方は合っている
選択肢の意味は分かって、2つまで絞れたのに外した。そんな問題が多かったなら、知識の土台はできています。通信講座に変えて、やり方を一から覚え直す必要はありません。
増やしたいのは、間違えた問題を解き直す回数。私は問題集を4回転解き、チェック欄に日付と◯△✕を書き込んでました。
- ◯:理解できている
- △:なんとなく正解した
- ✕:理解できていない
直前期は△と✕の問題だけに集中して解き直しています。
勉強量を増やすための時間の作り方
通信講座に申し込んでも、勉強時間は増えません。量を増やすには、机に向かう時間を先に確保します。
私の場合、2回目の勉強で毎日固定できたのは朝の35〜40分だけ。しかし本番の約3か月前の模擬試験で29点、このままでは間に合わないと思い、夜も20時までは机に向かうと決めました。試験前2か月の勉強時間は、1回目の42時間33分から、2回目は103時間32分。2.4倍です。
通信講座で得られるのは試験に受かるための効率的な勉強の仕方です。減らせるのは勉強範囲を迷っている時間のほう。理解できていたのに点数が届かなかった人は、通信講座を選ぶ前に、来年どの時間帯に机に向かうかの計画を決めてください。
時間の作り方は、宅建の勉強時間は社会人だと何時間必要?2回で489時間かかった記録にまとめています。
受験する年度のテキストへの買い替え
独学を続けるなら、テキストと問題集は受験する年度のものに買い替えてください。宅建は、法改正が入る試験。去年の教材のままだと、改正された部分を古い知識で答えることになります。
理解できなかった人は通信講座が早い
知識がなくて分からなかった問題が多かったなら、話は変わります。同じやり方で量だけ増やす前に、勉強のやり方そのものを見直す時期。
受かるための勉強方法を学べる
通信講座では、試験に受かるための勉強方法を学べる。そのぶん、勉強の効率が上がると私は思っています。
2年目に使った通信講座では、最初のオリエンテーション動画でいきなり「まず過去問から読んでください」。過去問を読む→テキストを読む→講義を見る→過去問を解く、という順番です。テキストを一周してから問題集、と思っていた私には意外な順番。独学では、この順番も自分で決めることになります。
選択肢1つずつの確かめ方
講師から教わったのが、選択肢との向き合い方です。「誤っているものはどれか」という問題なら、正しい選択肢は「なぜ正しいか」、誤っている選択肢は「どこが誤りで、どこを直せば正しくなるか」まで確かめる。
過去問は情報源であり1問の中の4つの選択肢すべてが知識の材料になります。
2回目の勉強の途中で、ここでも国語力に気づきました。落ち着いて文章を読めば、正誤が分かる問題があります。また読み違いを防ぐために、問題文の「正しいもの」「誤っているもの」の部分には◯や✕を手書きで付けていました。
通信講座でも完璧にはならない知識
通信講座がしてくれるのは、勉強すべきところを要点で絞ること、やる順番や解き方を教えること。覚えるところまでは、してくれません。
私は1回目も通信講座を使っていて、26点で落ちています。受講すれば要点に絞った知識が完璧になる、とはいかなかった。勉強時間は重要で机に向かう時間は、通信講座を使っても取れるわけではないので自分で作るものです。
通信講座を使って落ちた人が、講座を変えるか続けるかで迷っているなら、【宅建に落ちたら】講座は変える?続ける?26点→37点の2年目の判断を読んでみてください。
通信講座を選ぶ前に確かめる3つ
通信講座を使うと決めたら、申し込む前に確かめておきたいことが3つあります。講義とテキストが自分に合うか、使える割引と特典、受験料まで足した総額です。
無料サンプルで見る講義とテキスト
宅建の通信講座には、資料請求や無料体験で、講義とテキストの一部を申し込む前に見られるものがあります。私も2年目に講座を選ぶとき、何社か資料を取り寄せて比べました。
見るところは2つ。講義を1本最後まで見て、話し方が自分に合うか。テキストに書き込みながら使えそうか。
知識がなくて分からなかった分野の講義がサンプルに入っていれば、そこを聞いてみてください。説明を聞いて分かるなら、通信講座で理解が進む見込みがあります。
落ちた人が使える割引と特典
講座によっては、宅建を受けたことがある人向けの割引があります。受験票や成績通知書で申請する割引もあるので、今年の受験票は捨てずに取っておいてください。割引は購入前に申請しないと使えない場合もあるので、申し込む前に公式サイトで条件を確かめておくと安心。
合格すると受講料が戻る特典がある講座もあります。私は2年目に、この全額返金を実際に受け取りました。受け取るまでの流れは、宅建 合格体験記|アガルートで2回目37点。全額返金も受け取れたに書いています。
受験料と受講料を足した総額
来年の出費は、受験料に受講料を足した額。受験料は8,200円で、どこで受けても同じです。
受講料は講座やコースで大きく違い、数万円から10万円を超えるものまであります。安いコースは、割引や合格特典の対象外になっていることも。表示の受講料だけでなく、割引と特典を使ったあとの金額で比べてください。
独学を続けるなら、かかるのは受験料と、受験年度のテキスト・問題集の代金。
私が2回受けて宅建士証を手にするまでに払った総額は、受験料・講座代・登録の費用まで含めて192,393円です。内訳は宅建士の取得費用はいくら?に領収書ベースでまとめています。
私が2年目に使ったのは、アガルートの宅建士講座。講義動画とテキストで進めるオンラインの通信講座で、勉強がはじめての人向けの入門カリキュラムと、一度学習した人向けの中上級カリキュラムがあります。受験経験者割引と合格特典があり、資料請求でサンプル講義とテキストを無料で確かめられます。
講義とテキストの中身はアガルート宅建講座の評判に、フォーサイトとの違いはアガルートとフォーサイトの宅建講座を比較に書きました。
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宅建の独学でよくある質問
宅建は独学だと無理ですか?
無理ではありません。独学で合格する人もいます。来年も独学で行くかどうかは、本番の問題をどれだけ理解して答えられたかで決めるのがおすすめ。
2回目も独学で受かりますか?
1回目の本番で、理解して答えられた問題が多かったなら、独学のまま勉強量を増やすのが近道です。知識がなくて分からなかった問題が多かったなら、勉強のやり方から見直したほうが早い。通信講座なら、受かるための勉強方法を学べます。
独学と通信講座はどっちがいいですか?
点数では決まりません。本番の問題を理解して答えられていた人は独学。分からない問題が多かった人は、通信講座が向いています。ただし通信講座を使っても、知識が完璧になるわけではありません。してくれるのは、要点を絞ることと、やる順番や解き方を教えることまで。
過去問だけで受かりますか?
受かる人もいると思います。私が2年目に使ったアガルートでも、勉強の中心は過去問。最初に過去問を読み、テキストと講義で確かめて、もう一度過去問を解く順番でした。宅建は法改正が入るので、過去問集は受験する年度に対応したものを使ってください。
独学で使ったテキストは、通信講座に変えても使えますか?
今年のテキストは、来年の試験の年度には対応していません。宅建は法改正が入るので、本番まで使うのは講座のテキストにしたほうが確実です。書き込み式のノートのように、年度に関係なく使えるものは残せます。私も、1年目の講座の演習ノートは講座を変えた2年目も使い続けました。
通信講座に変えるなら、いつ申し込めばいいですか?
急がなくて大丈夫です。私は試験の約2週間後にサンプル動画を見て、申し込んだのは約1か月後。それまでは手元の教材で勉強を続けていました。割引を使うなら、申請は購入する前に済ませてください。
独学の合格率は分かりますか?
分かりません。試験を実施している不動産適正取引推進機構の結果の概要には、独学か講座かといった学習方法別の合格率は載っていないからです。全体の合格率は、令和7年度で18.7%。通信講座の会社が出している合格率は数え方が会社ごとに違うので、そのまま比べることはできません。
まとめ
自分がどちら側だったか、もう一度振り返ります。
- 点数より、本番の問題をどれだけ理解して答えられたかを見る
- 理解して答えられたのに届かなかったなら、独学のまま勉強量を増やす
- 知識がなくて分からない問題が多かったなら、受かるための勉強方法を学べる通信講座が早い
- 通信講座を使っても、勉強時間は自分で作る
独学側だった人は、来年の勉強時間をどの時間帯に置くかを決めるところから。やり方は宅建の勉強時間は社会人だと何時間必要?に書いています。
通信講座側だった人は、無料のサンプル講義を1本見るところからで十分です。私が2年目に使ったアガルートの宅建士講座は、講義動画とテキストで進めるオンラインの通信講座。合格すると受講料が全額戻る特典もあります(安いライトのコースは対象外で、受け取るには条件があります)。
申し込む前に、サンプル講義とテキストを無料で確かめられます
どちらを選んでも、今年勉強したぶんは来年に残ります。



次の試験での合格を、心から応援しています!



